コーヒーの始まり その②

皆さんこんにちは、蔵元春日店です。

 

今回も焼肉とは関係ないのですが、前回書いた通りイエメンに伝わるもう一つのコーヒーの起源説について書かせていただこうと思います。

 

13世紀のころ、シーク・オマールという人物がいたそうです。彼は祈祷を行い病を治すと評判のイスラム教の聖人でした。

当時アラビアのモカという港町では疫病が流行っていて、モカの王様の娘も疫病に苦しんでいました。

王様は娘の病気を治すためオマールの元を訪れました。

祈祷の結果娘の病を治すことはできましたが、オマールと娘はこの時恋に落ちてしまいました。

次第にその噂は広まり、その話が王様の耳に入り、王様の怒りを買った彼は町を追い出されてしまいました。

追放されたオマールは洞窟の中で暮らすはめになってしまい、食事も満足にとることが出来ず空腹の日々が続きました。

そんなある日、一羽の鳥が赤い実をついばんでいるのを見つけました。

空腹だった彼はその赤い実を食べました。すると空腹で限界だった身体に力がみなぎってきたのです。

赤い実の効果に驚いたオマールは、この赤い実を摘み取りスープに煮だして飲んでみたところ、食べた時と同じように力が湧いてきました。

 

このお話がイエメンに伝わる起源説「オマールの聖人伝説」です。

コーヒーには数多くの歴史がありますが、いくら調べても興味が尽きません。

国によっても味わい方が様々な形で発達しておりますが、いつかそのお話も出来たらと思います。

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