こんにちは、蔵元春日店です。
今日は焼肉とは全く関係ない話ですが、僕の好きなコーヒーについてちょっと。
珈琲には様々な歴史がありますが、珈琲の起源というものは未だにはっきりと分かっておりません。
ですがエチオピアとイエメンには大昔からコーヒーの起源の有力な説があります。
両方書いてしまうと長くなってしまいますので今回はエチオピアに伝わる「牧童詩人カルディの伝説」について書かせていただきます。
かつてまだエチオピアが古代アビシニアと言われていた頃、カルディという羊飼いの少年が野山を歩きながら詩を書いていました。
ある日、いくら笛を吹いてもヤギが戻ってこず、カルディはヤギを探しに行きました。
そこで見たのは木の葉と赤い実を食べ、鳴きたて、走り回り、まるで魔法にかかったように興奮していたヤギがいました。
カルディは近くの修道院の僧にこのことを告げ、一緒に木の実と葉を一緒に噛んでみました。すると彼らも同じように気分爽快となり、疲れを忘れてしまったのです。
この実を食べると眠気に邪魔されずに修行に励むことができたため、「眠らない修道院」として広く知れ渡ることになりました。
この話がコーヒーの起源とされるお話の一つです。
ちなみにエチオピア南部には「カーファ」という地名があり、これがなまり「カフェ」と呼ばれるようになったという話もあります。
次回はイエメンのもうひとつのお話が出来たらと思います。