私たちが普段食している命

こんにちは、蔵元春日店の中山です。

 

今日はお昼に東浜にある福岡食肉市場に屠殺場の見学に行ってまいりました。

普段私たちは業者によって使いやすい状態に加工されたお肉をさばいて皆様に提供させていただいているのですが、

この食肉市場では生きている牛を食肉にし、皆様のよく目にする状態へと加工しています。

 

流石に屠殺するところは直接見たわけではなくDVDでの映像でしたが、私たちはほんの数十分前まで生きていた牛たちが

捌かれていく姿を見てきました。

普段私は皆様に提供するため可能な限り丁寧にお肉を切っていますが、それはあくまで「商品」としてであり、「命」としては

頭では理解していても実感はあまり持てずにいました。

しかしこうして直接目の当たりにして実感を伴い今日またお肉を捌きましたが、いつもとはまた違う感覚でした。

 

私たちが普段何気なく食しているものは紛れもなく「生きていた命」だということを、頭と心でようやく感じることが出来ました。

中々食欲の失せる光景でしたが(笑)、食べるにしても、捌いていくにしても、大切に扱っていきたいと思える貴重で大切な体験を

得た一日となりました。

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